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iPS細胞と倫理観
2013/01/31 13:31

ES細胞は、他人の細胞から作製するので、拒絶反応が心配されますが、iPS細胞にはその心配がありません。
そうしたことから、iPS細胞は、医学の広い領域で、応用されることが期待されているわけです。
つまり、iPS細胞と異なるES細胞は、人間の尊厳に抵触するのではないかという倫理上の問題が危惧されているわけです。
医学的に大きな効果が期待されるのがiPS細胞ですが、今後利用していく上で、しっかり倫理問題を話し合う必要があります。
ES細胞と比べると、iPS細胞は、素材の点でも、技術の点でも、容易であることは明白です。
人の細胞から卵子と精子を作製できるのがiPS細胞なので、これにより、不妊治療に効果的とされています。
ES細胞は、人の胚盤胞の内部から取り出した細胞を培養して作製するので、再生医療への応用が期待されていますが、iPS細胞と違い、倫理上の問題が懸念されます。
問題となるのは、自分が知らないうちに皮膚を採取され、iPS細胞によって、自分と同じ遺伝子を持つクローンが誕生させられることです。
技術面でも、iPS細胞の場合、分子細胞生物学の基本的な技術を有する人なら、だれでも作ることができます。
倫理的問題や拒絶反応のない細胞移植療法の実現が期待されているのがiPS細胞ですが、本当に倫理的問題が克服されたとは言い切れません。

カテゴリ:雑学

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